肘の痛み
2013 年 1 月 22 日 火曜日
外側上顆炎
中年以降のテニス愛好家に生じやすいのでテニス肘と呼ばれています。
肘の骨に、外側上顆という場所があります。そこには、前腕の伸筋群(手や指を伸ばす筋肉)が多くついているのですが、これらの筋肉が繰り返し伸び縮をすることにより、外側上顆にストレスが加わり炎症が起こると考えられています。

①長橈側手根伸筋:手首(手関節)を伸ばす働きをします。
②短橈側手根伸筋:同様に手首を伸ばす働きをします。
③総指伸筋:指を伸ばす働きをします。
治療は、 『前腕の筋肉の柔軟性の向上とバランスの調整』 が、重要です。
前腕の伸筋群が、固く柔軟性が悪いと、伸び縮みの際に、外側上顆へのストレスが増えてしまうので、
伸筋群の柔軟性の回復や向上が、第一です。
また、一般的に、手や指を曲げる力(前腕屈筋群)のほうが、伸ばす力よりも強いです。
ですから、前腕の屈筋群が固く縮んでいると、それだけでも伸筋群は引っ張られてしまいます。
それにより外側上顆へのストレスも増えてしまうので、伸筋群だけでなく、屈筋群とのバランスも大事な要素となってきます。
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