スポーツ外傷
2013 年 1 月 22 日 火曜日
ジャンパー膝
ジャンパー膝とは、
ジャンパー膝とは名前が示すごとく、バレーボールやバスケットボールなどでジャンプや着地動作、ダッシュなどの走る動作が多いスポーツで起こりやすい、オーバーユースに起因する膝のスポーツ障害です。
膝を伸ばすときは大腿も前の筋肉が収縮して脛骨を引っ張るようになっています。このため、ジャンプなど膝を伸ばす動作を行うとお皿の下の靭帯(膝蓋靭帯)にストレスがかかります。また、着地においても膝が曲がろうとする勢いに対してブレーキをかけるため、着地の際もお皿のした
にストレスがかかります。ジャンプ、着地を繰り返すうちにお皿とお皿の下の靭帯付着部分に炎症が発生し、運動時に痛みを感じるようになるのです。
治療は、 『大腿の前の筋肉の柔軟性の向上、大腿部の筋肉バランス』 が大事になります。
大腿の前(大腿四頭筋)が短縮すると、膝蓋靭帯へのストレスが増加してしまうので、柔軟性を保つこと、
また、主に大腿の後(大腿二頭筋)とのバランスが悪くなっても、大腿四頭筋が短縮しやすくなるので、
前後のバランスを整えることも必要な場合があります。
スポーツ障害・外傷
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